久々のブログ更新です。年明け一発目の記事ですが新年気分とはもう程遠いですね…^^;
ここ最近色々と車両を導入してはいるのですが、記事は追々書いていければと思います…。
また、本年も磐西9228レと管理人のえちご阿賀野を宜しくお願い致します。
さてC57180号機が牽引する「SLばんえつ物語」は今年で21年目を迎えますが、復活後のC57180並びに12系は様々な仕様変更を経て今日に至っております。
そこで、今回から数回に分けて私えちご阿賀野が独自に雑誌やネット上の画像を調べSLばんえつ物語号の仕様変更箇所についてまとめていきたいと思います。
はじめにC57180のスタイル変遷(1999年~2019年まで)について長々と書いていきます。模型等でC57180をお気に入りのスタイルに加工したい…という方の参考になれば幸いです。
※あくまで個人で調べた上での見解ですので気になった方は各自でよくお調べください。
1.煙突飾り帯の変遷
・1999年3月~2000年11月頃
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※2000年11月5日のオリエントサルーン引退セレモニー時及びその翌週の運転(11/11・12)には位置変更は行われていなかったが、2000年12月の7両編成試運転時には飾り帯の位置を下記のように変更されているのを確認。
・2000年12月頃~2003年4月(試運転時)
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※ただし2003年の中間検査出場時に飾り帯の磨き出しが行われなかったためか2003年4月の試運転時での確認は難しい。
・2003年4月(営業運転開始時)~2008年11月
→煙突飾り帯撤去
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・2008年11月(C5711を模したかもめ装飾の実施以降)~現在(2019年)
その他
・1999年12月 SL奥の細道湯けむり号,2011年,2019年中間検査後構内試運転時
→煙突飾り帯撤去?
※前者については飾り帯の磨き出しが行われていないという可能性もあるが、外観上では確認できない。
2.区名札の変遷
・1999年3月~2001年12月頃 白文字[新津]
・2002年4月~2009年11月? 白文字[新]
・2009年4月・2009年12月~現在 金文字[新]
※金文字[新]の表記は10周年記念の際に使われたようでその年のX'masトレイン走行時にも使用されている。そして2010年4月以降通常時の使用が確認できる。ただし上記を除く2009年シーズンの運転時は白文字の[新]表記が基本だったと見られる。
出張運転時
SL重連奥利根号(2005年),(2004年12月~)2005年1月 金文字[高]
SLググっとぐんまみなかみ号/SL重連みなかみ物語号(2011年7月),2011年(6月~)7月 白文字[高]
SL春さきどり号(2009年2月)
2009年2月 金文字[千] (公式側のみ)
※1999年12月の「SL奥の細道湯けむり号」については所属表記[新津]となっていた。
3.門鉄デフの使用 (営業運転時のみ)
・2007年 10/13~10/28 (10/20,21はSLえちご日本海号)
・2008年 通常仕様 4/5~5/10,11/2~3,12/20~23 (12/20~23はSLX'masトレイン2008) かもめ(C5711号機)仕様 11/9~11/30
・2009年 2/14~15(SL春さきどり号),3/20~21(SL村上ひな街道号),10/9~11/30(11/14,15はSL信越線秋の収穫祭号)
・2011年 10/2~10/9 (10/2,3はSL信越本線125周年記念号 10/7,8はSL秋風体験号)
・2012年 11/17~25
・2013年 11/2~12/15 (12/14~15はSLクリスマストレイン2013)
・2014年 3/21~9/28 (3/21~22はSL村上ひな街道号,6/28~29はSL山形DC架け橋号)
4.蒸気ドーム前手すりの有無及び形状(営業運転時の例外のみ記載)
※通常時は現役時代にも使われた大型のものがそのまま使われており、原則として2008年11月以降の門鉄デフ装着時は九州型に見られた小型の手すりに換装されている。
2007年10/13~2008年5/10(門鉄デフ装着時のみ) 手すり無し
2008年5/17~25 (標準デフ)手すり無し
2009年12/19~12/23(標準デフ)小型の手すりを装着
2012年11/17~25(門鉄デフ) 大型の手すりを装着
2013年11/2~11/24(門鉄デフ) 大型の手すりを装着
5.車体表記
・検査表記
1999年3月~2006年10月運転台、元空気ダメ部共に[99-3 大宮工]
2007年4月~2014年9月 運転台[19-4 大宮総合車セ] 元空気ダメ部[19-4 OM]
2015年6月~現在(2019年) 運転台[27-6 大宮総合車セ] 元空気ダメ部[27-6 OM]
・ATS表記
1999年3月~2006年10月 [Sn]
2007年4月~現在(2019年) [Ps]
6.テンダー
・復活当初より小型の重油タンクを設置。
・2011年4月の中間検査においてテンダー後方の非公式側に梯子を増設。
・2016年頃に信越本線におけるデジタル無線搭載に伴ってテンダー上の無線アンテナに変化が生じている。
・2018年にテンダー車輪不具合に伴って大宮車両センター回送前に一体圧延型の車輪へ換装されている?
・2019年大宮車両センター出場時にはテンダー上部重油タンクの後方に滑り止めらしき板が増設されている。(2017年度運転時の映像で未確認)
・また、テンダー後方に取り付けられている「架線注意」の表示は復活当初では公式側だったが、2019年では非公式側に移設されている。(いつ頃から?)
7.その他装備について
・灌水洗浄装置の装備。(恐らく現役当時の物をそのまま利用)
1999年3月~2002年10-11月頃?
2002年9月に運転された「SLえちご街道号」では装備を確認。
2002年12月の走行時(SLX'masトレイン2002)では撤去を確認。
・速度計
2011年4月の中間検査で電気式速度計へ交換。
・デジタル無線
2016年頃に施工、それに伴ってテンダー上部の機器にも変化が見られる。
・煙室扉ハンドル
十字型(磐越西線におけるさよなら運転の際に取り付けられたもの?)を使用し、原則磨き出しが行われている。
2011年4月に大宮総合車両センター内で行われた構内試運転時のみハンドルの磨き出しを行っておらず、煙突飾り帯の撤去と共に現役時を彷彿させる姿となっていた。
(出典: ・雑誌→鉄道ダイヤ情報、鉄道ファン、RailMagazine等
・Webサイト→DraftStory様、C57180様、銀河Express様、その他多くのサイト様)
客車の変遷並びにその他出張運転の記録や他の蒸機による代走につきましてはまた改めて記事に出来ればと思います。
余談ですがNゲージにおける編成難度が最も高いのは2013年11月下旬(20-24)に運行されたオヤ12-1+二代目ばんえつ物語塗装+スロフ12-102によるSLばんえつ物語であると思われます。
例えば全てTOMIX製品を使用した場合以下のものを揃えなくてはいけません。
・2005 C57180 通常デフ (ドーム前の手すり、ヘッドマーク)
・2007 C57180 門鉄デフ (上記を除く全て)
・92843 12系高崎車両センター (オヤ12-1)
・92877 12系ばんえつ物語 オコジョ展望車 (スロフ12-102)
・98618 12系ばんえつ物語 新塗装 (スハフ2両を除く車両)
機関車本体並びにオコジョ展望室の新品市場在庫はもうほとんどありませんが、新塗装(2代目塗装)の在庫は多少あるようですし3月には12系高崎車の再生産も予告されているので、お財布の中身に余裕のある方は試してみてはいかがでしょう?
それでは。